【旅に出る前に】十勝平野がCMでも有名な野菜地帯になった理由!

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 今日は十勝平野です!シチューのCMなどで、野菜畑が映るとだいたい十勝平野だといわれるほど、有名すぎる十勝平野ですが、なんでめっちゃ広大な野菜畑エリアになったか考えたことはありますか?

 わたしは地理の授業でなんとなく石狩平野=コメ、十勝平野=畑作、根釧台地=酪農、という暗記をして、火山灰のせいだよ~と教えられていましたが、よくよく考えてみると、なんの関連があるのか?

 十勝平野周辺、トマムや釧路などに旅行に行く方はぜひ見ておいて損はないですよ!旅行に行かない人も、ぜひ見てみてください!

 今回は、地質・火山・他の地域との比較という観点で深堀りしていきます!

北海道の地質~火山灰~

 十勝平野と火山灰、セットで習うことが多いと思うのですが、そもそもなんで火山灰があるところで野菜が育ちやすいのか?

 栽培されている野菜に着目してみましょう!

 なんとなくシチューのCMでじゃがいものイメージはあるのですが…それ以外はよく知らないですね~

 そこで調べてみると、じゃがいも・てんさい・小麦・豆が主力の作物みたいです。出典などはブログ最後のページに貼り付けておきます!

 野菜の栽培条件に着目すると理解できそうなので、gaminiに通気性・通水性を調べてもらいました。

作物名 求められる通水性・通気性 湿害への強さ 土壌環境の特徴と管理のポイント
じゃがいも 極めて重要
(最も高い通気性が必要)
極めて弱い
(すぐに腐敗する)
塊茎(イモ)が地中で呼吸するため、酸素不足に最も敏感です。水はけが悪いと、イモが肥大しなかったり病気(軟腐病など)で腐ったりします。乾燥気味の軽くてサクサクした土を好みます。
豆類
(大豆・小豆など)
非常に重要
(特に生育初期)
弱い
(根腐れしやすい)
根にある「根粒菌」が空気中の窒素を取り込むため、土の中の空気(酸素)が不可欠です。特に種まき直後に土が過湿になると、種が腐って芽が出なくなります。
てんさい
(糖蜜大根)
重要
(深さが必要)
やや弱い
(根腐れや病気)
太い根が地下深くまで伸びるため、下層まで水はけが良いことが求められます。水がたまると「根腐病」が発生しやすく、糖度も下がってしまいます。
小麦 重要
(4品の中では比較的耐える)
普通〜やや弱い 畑作4品の中では比較的過湿に耐えますが、春先の雪解け水がいつまでもたまっていると、根が傷んで成長が止まります(湿害)。そのため、溝を掘って水を逃がす排水対策(明渠・暗渠)が欠かせません。

 4品種ともに通気性が必要なことがわかりますよね!火山灰と結びついてきましたか?

 ここで火山灰の性質を押さえておきましょう!

・材質:ガラスのようなかんじ

・大きさ:非常に細かい

 上の画像は、地質調査局/米国地質調査局(USGS)からの引用による火山灰の電子顕微鏡写真です。元リンクはブログの最後に貼っておきます!

 めっちゃギザギザしているのが分かりますね、人体に入ったら肺などを傷つけてしまうので、噴火して火山灰が降ってきたらマスク必須みたいです…子供のころ、鹿児島旅行の帰る日にレンタカーの上に灰がかぶってておもしろ~とか思ってたんですが、そんなにおそろしいものだったんですね…

 閑話休題、ギザギザしているので、これが降り重なった火山灰質の土では、水はけがめっちゃ良くなるし、通気性も良くなるという性質があるんですね。

 で、じゃがいもなどは、通気性・水はけ、共に必要、となるとすっごく相性が良いっていうことですね!

 ちなみにGaminiで上の表を作ったときに追加の情報としてもらったのは、じゃがいもなどは、火山灰とは相性が良いですが、農家さんたちは暗渠(埋めてある溝)などを駆使して、さらに通気性・水はけを高めているみたい。なんか工夫ましましですね!

 そんな北海道十勝平野ですが、日本全国に火山は複数あるのに、なんで十勝平野は火山灰質の土がたっぷりなのでしょうか?次の章では、十勝平野の土壌の成り立ちについてみていきます!

火山灰が降り積もる特別な土地~十勝平野~

 火山灰質の土地として有名な場所、知っていますでしょうか?

 地理の授業では、九州南部のシラス台地が一番紹介されやすいでしょうか?実はちょっぴり有名な関東ローム層も、火山灰質だったりします。

 九州でも、関東近郊でも野菜づくりが盛んなことから、火山灰が本当に野菜づくりに適しているってことが分かりますよね~

 少し話題はそれますが、シラス台地・関東ローム層の成り立ちは想像できるでしょうか?


シラス台地

 これは簡単でしょうか?九州といえば火山のイメージがある人も多いでしょう。阿蘇山、霧島山、桜島、などなど、火山大国ですね!

 そういえば温泉が有名なのも火山がたくさんあるおかげですね!別府の街で、湯けむりがあちらこちらから生えている景色は、非日常感MAX、なんか面白かったです。

 で、シラス台地を作った原因についてです。

火山マークが三つほどありますよね(イメージとしての火山です!正確な位置ではありません!)(リストを表示したまま埋め込みする方法を知らないので、スクリーンショットを使用。)

 実は、この錦江湾・鹿児島湾と呼ばれているエリアは、かつての大噴火でカルデラになった部分に海水が侵入。そのまま湾となったという成り立ちがあるのです!

 この地域は桜島・霧島山が有名ですが、かつてはさらに激しい火山活動があり、それによって広大なシラス台地が形成されました。

 今では、サツマイモといえば鹿児島。であったり、野菜づくりが非常に盛んな地域になりました!


関東ローム層

 日本の人の1/3は関東地方に住んでいると言われますが、1/3のみなさんは関東ローム層の成り立ちを知っていますか?あなたの足元にあると思いますよ?

 関東、火山、と言われたら、ピンとくる火山があると思います。

 そうです!富士山ですね~

 新幹線で初めて富士山を見たときは、今までに見たどの山とも違う、異様な貫禄をもっている気がしたんですね~

 新幹線からは何個も山が見えますが、富士山だけは、なぜか目を離せませんでした。

 で、その広大な関東ローム層ですが、富士山だけのおかげではできません。さっきのシラス台地も、桜島や霧島山だけでなく、かつての巨大火山も形成の一因でした。

 関東ローム層も同様です。関東で、火山、富士山以外に思いつきませんか?

 歴史で習った、といえば、浅間山ですね!

 ほかには?ここまで来ると私も怪しくなってくるので、調べてみました!

地質図Naviの周辺マップ

出典:産総研 地質調査総合センター「地質図Navi」

少し画像が荒いですが、関東周辺の約50万年前から現在までの間に活動していた火山を表示したものです!

 出典となる地質図Naviでは、高校地学を習っている人なら地質図を理解できるみたいなので興味があればぜひ画像をクリックしてアクセスしてみてください!

 これを見ると、富士山・浅間山以外にも多数の火山が関東周辺にあり、これらの火山から噴出した火山灰が、関東ローム層を形成した原因ということが一目瞭然だと思います。


十勝平野

 北海道の火山、と言われて思いつくものはあるでしょうか?

 洞爺湖、有珠山、昭和新山とか?これも地質図Naviを利用させていただきましょう!

地質図Naviの周辺マップ

出典:産総研 地質調査総合センター「地質図Navi」

 スクリーンショットなのでまた粗くなってますが、こちらも約50万年前から現在までの間に活動していた火山を表示しました!

 これを見ると、洞爺湖周辺は確かに火山がたくさんありますし、より十勝平野に近いエリアで見れば、大雪山周辺も火山が集中していることが分かります。

 これらの火山が十勝平野を形成する一因となったのでしょう!

 日本でも火山灰質の土が広がっている場所は珍しいんじゃないかな~そう考えると、十勝平野が自然の奇跡でできた「なんかスゴイ土地」に見えてきませんか?

 ただ広いだけじゃない、という認識に変わっていただけたならうれしいです!

 

 十勝らへんに旅行に行ったり、北海道に旅行に行ったりするときにこの記事を参考に旅行の予習?みたいなものをしてもらえると嬉しいです!

 ではまた!

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出典・引用など

十勝について|農業 | 十勝の食卓 北海道・十勝から「おいしい」を全国へ

カリフォルニア州ラッセン火山国立公園地域の火山災害 |USGS火山災害ファクトシート


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